
◆出会い
23年1月から暮らし始めた猫の動画を収めるのにiphone12を使っていました。
やがてもっとユトリのある雰囲気で撮れないかなと。。。
このカメラにはファインダが無いので後ろの液晶画面を見ながら撮ります。
画面は横に開いて回転して見るバリアングル方式です。前に所有していたペンタックスのK70や、いま家族が使っているニコンのZFcと同じ方式です。
◆動画をとる機械
Z30は動画を取る人の使い方を想定しているので、録画ボタンの位置や大きさが使いやすくなっています。
それ以外の操作性や機能という点ではファインダが無いことを除けばZfcとほとんど同じです。それならばZ30買わずにZfcのままで良いかというと動画を撮るときの気分に違いがあって、もっぱらZ30ばかりを使っています。
動画の対象とするのは猫です。カメラをその目線まで下げて撮ることが多いので液晶を使って撮るのですが、そのときにカメラ上部がゴテゴテせずにスッキリしたZ30の方が集中できます。
また、液晶を左に横に開いて使うときに、反対側の右手側のグリップがしっかり握れるので安定します。
ハード的な手ブレ補正はボディに備えてないので、そこはキットレンズに内蔵された補正機構を頼ることになります。ちょっとだけ心許ない。
動画の画質はどうかというと、くっきりすっきりとしながら立体的な厚みがあります。ihoneで撮るとノイズやベタ潰れがどうしてもあり描写もアニメーションっぽく見えてしまいますが、Z30はこの厚みをしっかり残すことができます。
◆ビデオカメラと写真機のバロムクロス
さて。
昔はビデオカメラという機材、ビデオテープという巻物がそれぞれ専用にありました。その昔となると8ミリフィルムかもしれませんが、仕事で使い始めたのはVHSカメラ。
これを肩にかついで業務の様子を撮影していました。撮影といってもテープさえ回し始めたらあとは対象にカメラを向け続けることだけなので「撮影する」=「カメラを肩にかつぐ」ことでした。
それと並行して写真も撮っていましたが、そこはビデオとは別に写真機の王様ニコンF3が鎮座しており同僚がハロゲンライトを3脚穴に装着して別動作業として担当していました。
そんな経験をしているので動画も出来て写真も撮れる、まあiphoneがそうなのですが両者合体というのはあたかも自分と同僚(当時20代の二人)がバロムクロスして合体したかのようなムズムズした気持ちです。
Z30はそのムズムズがiphone以上にあります。
というのは、動画マシンのつもりで購入したのに写真もとてもキレイに撮れるからです。
使う操作性という点でもファインダーが無いだけで、手ブレ補正付きのキットレンズを使っている限りではZ7Ⅱと遜色ないほど自由な設定ができます。
ここまで写真機としての素性が良いと動画を撮っている時にどうしても写真を撮る機能を捨てている感覚、ああ勿体ない という不思議な感覚が湧いてきます。これにはなかなか慣れません。
そしてファインダーが無いのが、ああ本当に勿体ない。
コンタックスGに似た外形しているのだから左側に小さくてもいいから付かないかなあ。
◆それでも動画は動画
ただ、鑑賞という点ではやはり動画は動画。
写真の時のように、拡大して細部を食い入るように見るとかはしません。
撮影においても写真のように構図に最大限の気を配るようなことはしない、というか、構図を構図たらしめる画像枠というのさえあまり意識してない気がします。
それほど動きを動くがままに記録する魅力というのは、写真とは別の感覚を刺激しているということなのかと思います。
そして その延長には写真と動画の双方を高いレベルで成立させることから離れて、写真はソコソコでエエから動画に振ったモノの方が没頭できるのではないかという思考も湧いてきます。Z30さん、ごめんなさい。
とはいうものの、今ある民生用の動画メインのカメラには昔のVHSカメラが持っていたクログロとしたマニアックさはなくなってしまってます。それは媒体がテープからメモリカードに移行したと同時に始まったことなので仕方ない気でいます。テープというモノの重さが物理的にも意識的にも無くなってしまったのだから。
◆動画って大変
ところで、今は動画を撮るのが簡単そうに見えて大変なことがわかりました。
テープだった頃は撮ったらそれで終わりで済んだのに、今していることは撮ったあとも編集だとか音を入れるとかなんかそっちの方がとっても大変。
そんな編集しなくてもと割り切れるかというと、世の中にこれだけ動画がありふれてしまうと編集しないと価値がないような気がしてなのかどうしても編集してしまう。
まあ、
写真でもライトルームで現像する、あれと何が違うかと思うけど現像は楽しい、編集は大変。
いつかは編集が楽しいと思える日がくるのだろうか。。
それとも、もともと写真ほど真剣に向き合ってないからこうなるのでしょうか。
動画撮る行為よりも好きなのは断然猫ですから。
24年9月22日