まど猫スケッチ

カメラを手に感じてきた雑感を回想する

コンパクトカメラのお話(3) 記念写真+α

ペンタックス エスピオ ミニ ◆フイルムで撮る デジタルカメラもカメラ付き携帯もなかった頃、写真といえばフイルムだった。普段は24枚撮り1本しか使わなくても旅行に出る前には36枚撮りのフジISO400を2本奮発。ところがパチパチしているうちに使い果たして…

コンパクトカメラのお話(2) コンデジが残したもの

ペンタックス MX-1 【目次】 ◆2002年 ◆コンデジの特長1 残す前に写真を消せる ◆コンデジの特長2 現像費用ゼロ&現像時間ゼロ ◆ コンデジの特長3 撮像素子が小さくてもかまわない ◆コンデジの特長4 撮影はアイレベルだけじゃない ◆コンデジの特長5 …

コンパクトカメラのお話(1) スマホ時代の今

NIKON A1000 ◆今=スマホ時代 → デジタル時代 → フイルム時代=昔 以前に標準ズームを使ってきた体験をこのブログに書いた時には、時系列そのままに昔から今にいたるまですんなりと記憶をたどることができた。 ところが、 ここで「よし、コンパクトカメラに…

Z7Ⅱを使った感想:動体も動画も撮らない一人として。

iphone12 ◆今、使っているカメラ と そうでないカメラ 今回は、23年現在で使っているカメラについてお話しようと思います。 ニコンのZ7Ⅱです。 隣はファインダー付きコンパクトカメラのA1000。 840mmまでの望遠を楽しめてISO1200くらいま…

写真←→写真物

ニコンZ7Ⅱ 24-120mm F4 ◆上の画像 これはニコンのミラーレスカメラで撮った飼い猫の写真3枚をスマホ(iphone12)に転送し、PictFrameという写真枠設定アプリで一つに集めたもの。知り合いにLINEで猫の様子を知らせるため…

猫が来た 名前はアル

NIKON Z7Ⅱ 24-120mmF4 2022年のクリスマスに、妻と二人で猫を買った。 アメリカンショートヘアのオス。 ペットショップのガラスウィンドウには3ヶ月やそこらの子猫が並んでいる中で一匹だけ、やたらガタイがでかい猫だった。 そりゃそうであって、9ヶ月にな…

その48.ソニー RX100M6 密度=無限大

◆出会い NikonのA1000をコンパクトカメラとして使ってきましたが、ある日、背面にあるグリグリ回転ダイアルが壊れてしまいました。 物理的にではなく、電気的に接触がおかしくなった模様。回転すると設定がいきなりギュイーンと飛ぶようになってしまい撮影操…

標準ズームのお話(5) あれから40年

ニコンZ7Ⅱ 24-120mm F4 ◆標準レンズと○○タックス ○○タックスと言えばコンタックスとペンタックス、この2つのメーカに私が共通して感じていたのは単焦点ほどにはズームレンズへのこだわりが少ないということだった。 単焦点に限れば、これまで使…

標準ズームのお話(4) ペンタックスのズーム、ダー!!

ペンタックス K-20D 18-55 f3.5-5.6 ◆コンタックスからペンタックスへ フイルム一眼レフを使ってきた順に並べると、キャノンFTb→ニコンFG→キャノンEOS1000→キャノンEOS100→ニコンnewFM2。ニコンとキャノンの間をいったり来たり。 この流れで…

標準ズームのお話(3)オートフォーカスが来た

キャノン EF 35ー80 ◆ご献呈差し上げたマニュアルズーム カラーネガの現像とL判プリントにおいて、世界最強タッグともいえる関係を築いてきた二人(プリント屋さんのオヤジと私)であったが別れは突然訪れた。 就職して北関東の工場町に移ることになった…

標準ズームのお話(2)オートフォーカス誕生の前夜

ニコンFG 35~105 f3.5-4.5 ◆3倍ズーム 35~105 最初に買った標準ズーム36~72mmの欠点、それは最短撮影距離が長いこと。 そのために、いつもそばにいた猫のタケの写真をとるにはクローズアップレンズを付けねばいけない。まごまご…

標準ズームのお話(1)36~72mm

,キャノンEOS100 EF28-105 上の写真との共通点は標準ズームであること、それだけ。でも、標準ズームはとても便利、とても夢がある。そんな話を初めて使ったニコンレンズシリーズE36~72mmから始めていきます。 ◆ズーム、といえばシグマ 私がまだ青…

いい写真とはなんだろう

コンタックスRX 50mmf1.4 ◆ずぅっと下手くそだった キャノンFTbという一眼レフを父が使っていた。私にとっては、それが初めて24☓36mmフィルムを入れてのカメラになった。 FTbで何を撮っていたかというと、当時は高校1年生、その年になってもプ…

その47.ニコンZfc Cの皮を被ったN

出会い このZfc、昔の一眼レフFM2をモチーフにしたという話が伝わり、それならばとヨドバシカメラに触りに行きました。 しかし、実際に手にとると本物(というと、もう一方が偽物っぽく聞こえますが)のFM2とはフィーリングが違う。本物は一つ一つの部品…

その46. ニコンZ7Ⅱ 令和新時代

◆ショック。。。 いつもは写真機との出会いから書き始めますが、今回はショックから。上の絵です。例によって鉛筆で下絵を書いて万年筆でシコシコなぞって書きました。出来上がってみて気づいた。 「レンズがラッパになっとる!!」 実物はNIKKOR Z24-1…

その45.iphone12 敵か味方か

◆出会い アイフォン12。まあ、カメラかと言われるとスマホです。でも写真が撮れることには変わりないので今回は登場とあいなりました。これを選んだ動機は、キレイな画像を楽しむための(そしてグリグリいじれる)カメラが欲しいということではありません…

その44.A1000 エーセン(A1000)いっとる

◆出会い レンズを交換するカメラを触りだすと、その副作用で徐々に発病する「コンパクトカメラが欲しい病」。またかかっててしまいました。場所はアマゾンのホームページ。最初は何気なくソニーのRX100のシリーズを見ていて、ファインダに注目。手持ち…

その43.Z50 静謐な佇まい

◆出会い あれは2年前、年の瀬も押し迫った2019年の12月に都会に赴きヨドバシカメラの各階を渡り歩いては電気光線やら無線電波やらの電磁エネルギ-をたんまりと体に補給していた時です。発売されてから間もなくのZ50に触りました。 ファインダを覗…

【久々】その42.D750 あ、カメラだ

◆出会い 孤高の一眼レフ:ペンタックス。 ズーッと使ってきて、もう一生ついていくからね。その思いでKー70の事を書いてから早3年半。気がついたら、棚にはひとつのペンタックスも居なくなってました。シェー!! チェストー!! 代わりにあるのはニコンの…

写真との出会い

(フジフィルム KLASSE) ここに写っているのは猫である。初めて顔の平べったい東洋人を目の当たりにし、チッポケな額の奥底でどうカテゴライズして良いかわからずにヤヤヤ状態で固まっているのである。 こういうヤヤヤ状態になるときが、猫に限らずヒ…

その41.K-70 スーパーサブ

◆出会い ここしばらくはファインダ付のコンパクトカメラに興味が向いてましたが、実際に撮影する時には半分以上の割合で一眼レフのK-3を持ち出していました。 画質で語れば今のコンパクトカメラLX100で全く問題はありません。十分です。だのにナゼ重…

その40.LX100 お帰り、ミノルタ!

◆出会い 一眼レフを持たずに軽く出かけて写真を撮りたい時にはペンタックスのQ-S1を手にとりますが、背面の液晶を覗いての撮影になるので腕をいつも前倣えの構えにしないといけません。これは老眼パーソンの宿命です。 ファンダーを覗けるコンパクトに目…

その39.G5X ファイブの称号

◆出会い スタイラス1Sという兜を被ったようなデジカメを持っていましたが、このキャノンのG5Xもオサムライ顔をしています。向こうが三日天下の明智光秀なら、こちらは長期政権を築いた徳川家康を想起させます。 形が似ているのは電子ファインダを同じく…

その38.Q-S1の一本勝負

◆出会い このQ-S1はペンタックスのQシリーズの中で一番新しいデジカメになります。ファインダが無い事を理由に初代Qを手放した身としては、このQ-S1も同様であることから手にとる対象になるとは思ってもみませんでした。 むしろ、QやQ10に付い…

その37.stylus1s 小型サンニッパ

◆出会い 時は戦国時代。ではなかった、2013年。オリンパスからstaylus1というデジカメが出ました。見た目が兜をかぶった明智光秀に似てるのでつい時代を間違えてしまった。 コンパクトデジカメの覇権争いの場にオリンパスが送り込んだこのおサム…

その36.XQ1のねっとり感

◆出会い 小さくて高画質をうたったデジカメというのは、すでに所有していたニコンのP310を含め既に珍しいものではありませんでした。つまり、このXQ1の存在も知ってはいましたが、特に手を出そうという気は最初はありませんでした。 というのは、ペンタック…

その35.K-3 到達点されど特異点

◆出会い 老眼が進み、ファインダーでピント確認するのはもうやめようとK-5とK-rを思い切って始末した時がありました。これから先はK-01の液晶見て写真撮るしかない、と。 ところが、「K-5よりファインダ倍率を3%上げてみました」というK-3…

その34.Nikon1 J3 人を撮る写真機

◆出会い 1インチの撮像素子を積んだミラーレスデジカメ、Nikon1_J3。これも、プラプラとアウトレットをうろついていた時に購入しました。革の専用ケースとズームレンズがついて市価の半額程度。アイボリーの光沢あるボディは機械というよりもスマ…

その33.MX-1 重さは正義か

◆出会い カメラ雑誌の記事でこのデザインを見たとき、目についたのは真鍮で覆われた古典的な外形よりも、手に持って右手で操作しやすい位置にある露出補正ダイヤルでした。 露出のプラスマイナスで写真の印象は大きく変わってしまいますが、だからといって手…

その32.ニコンP310で寄り道

◆出会い このニコンP310も、お決まりの「アウトレット破格値につられ衝動買いパターン」に沿って購入とあいなりました。前から見たNIKONの文字の掘り込みが深くオトナの雰囲気100%。それでいて、小さい、安い。ろくすっぽ操作を確認することも…