まど猫スケッチ

カメラを手に感じてきた雑感を回想する

カメラ雑感

その22.クラッセ 終着点

◆出会い デジカメlumixがみせた高画質に驚き、フィルムとして挑んだ京セラTズームがあえなく敗退(注:超私的体験)した後のこと。まだまだ負けないフィルムカメラがあるはずと信じ、手にしたのが富士フィルムのクラッセSです。購入資金にはコンタッ…

その21.オプティオ どこでもメモ

◆出会い 趣味とは別に、仕事で記録を撮る道具としてパソコンとの連携がラクなデジカメを探していました。そのときに、このオプティオを選びました。何が決め手になったかというと、パソコンのディスプレイと同じVGAやXGAに相当する記録画素数があること、専…

その20.京セラTズーム 強化学反応

◆出会い 前回書いたLUMIXのように、デジカメの中にはフィルムと全く遜色ないプリントを楽しめるものが出てきました。そうすると、失敗したコマも含めてフィルム料金というものが発生する従来のコンパクトカメラは自然と減っていく。そんな先細りの中、…

その19.ルミックス F1エンジン搭載

◆出会い このLUMIXは何か用途があってというわけではなく、当時のコンパクトなデジカメにしては数少ない3倍標準ズームを備えていたことから目にとまりました。そして、銀色でスクエアな外観。真っ黒で小山のようなかたちのコンタックスに慣れてた身には…

その18.T3 ハイソの終焉

◆出会い EOS7の視線にムシされた後もコンタックスRXⅡとプラナ-50mmを使い続けてましたが、いつ巻き上げが壊れるかわからない。リスクへの備えとしてBigミニをサブに置いてはいたものの、それでは画質がフィルムスキャナでの扱いには厳しいなと感じてたと…

その17.EOS7 視線に注目

◆出会い 気に入っていたコンタックスRXですが、フィルム送りを始めとして機構部品への心配が出てきた。そこで、以前にEOSエランを使った印象から実用的で作動の安定していたブランドとしてキャノンを選びオートフォーカスカメラを物色して見つけたのが…

その16.コンタックスRX 王道

◆出会い カールツァイスレンズの余裕ある描写と、左手でカメラを構えたまま右手で露出補正できるコンタックスの操作性が気に入りコンタックスをもう一台欲しくなりました。大阪の中古カメラ店でSTとRXを見せてもらい、三脚座がレンズ中心線にあるRXを手に取…

その15.マルチーズ デジタル降臨

◆出会い フィルムスキャナをアリアと共に使っていくうち、一旦読み込んでしまえば情報として何にでも応用が利くデジタル記録の便利な面に気づきました。たとえば、音楽CD-Rの表面に写真を印刷したりしてましたが、四角い写真を丸い円盤に切り出すなんて…

その14.アリア 触るように写る

コンタックス、アリア。 感じたものを写すことを可能にし、それまでの写真への向き合い方さえ変えてしまったカメラです。出会いを語る前に、2000年を前にまだフィルムが優勢であった頃の状況を思い出しながら、なぜそんな力がこのアリアにあったのか見つ…

その13.ティアラズームの 繊細さ

◆出会い ティアラという名が浸透した2年後、ズームが発売されました。金属の外装は気に入っていたものの28mm画角に違和感を感じていた頃に、このティアラズームはテレ端を56mmに伸ばして登場してきました。 カタログをめくっているうち、「今度のズ…

その12.FM2 ニッポンの機械

◆出会い 77年発売のシンプルニコンFM,82年に最高シャッタ速度を1000分の1から4000分の1に上げたFM2、84年にシャッタ幕を変更したnewFM2。そして、外装にチタンをまとったnewFM2/T。この、シリーズ最後の機種を95年に購入し…

その11.ティアラの アレ?

◆出会い このカメラの宣伝、あちこちで目にした覚えがあります。 ツヤ消しのチタン色と金属らしいヒンヤリ感、その中に赤っぽいコーティングが光るレンズ。開閉バリヤのスムーズな作動、そして廉価、小さい。すでに似たようなサイズのカメラは揃えていたので…

その10.エスピオミニ 視界良好

EOSに28-105ズームをつければ撮りたいものが撮れる安心を得た余裕でしょうか、この頃はやたらとコンパクトカメラに興味がありました。手の中でコロコロいじって楽しむ小さな相棒、その中にペンタックスのエスピオミニが加わります。 きっかけはクル…

その9.オリンパスXA 隠したもの

小さいカメラは楽しいものだと思い、中古カメラ市を覗いていたときに見つけたのがオリンパスのXAです。発売されたころの宣伝が目についていたので一目でそれとわかり購入しました。触ってみた印象は、バリヤーが開いてレンズとファインダが顔を出すというギ…

その8.ビッグミニの さりげなさ

先に富士フィルムのトラベルミニの話を書きましたが、これはそれから1年ちょっとして買ったコニカのビッグミニ。3代目のBM-301になります。なぜ欲しかったかというと、トラベルミニの28mm画角がどうもしっくりせずオーソドックスな35mmを使ってみた…

その7.EOS ELANの 原点回帰

EOS1000、綺麗な写真を、設定を自由にいじりながらも、手軽に撮る。そんな一眼レフもあるのだと知って35-135ズームをつけて楽しんでましたが、上カバー外れ事件のあと機械としての信頼性に不安を抱えていた頃に知ったのが同じEOSのELANです。

その6.トラベルミニも 写ルンです

90年代に入り、富士フィルムの写ルンです。に代表されるレンズ付フィルムが一般化すると、写真を撮るために必ずしもカメラという機械を所有していなくても済むようになりました。 カメラは使うときよりも使わない時の方が圧倒的に多いのだから、普段置いて…

その5.EOS1000 軽くない軽さ

ミノルタα7000でオートフォーカス一眼レフが幕開けし他社も追随していた頃、このEOS1000はキャノンでは630系に次ぐ第2世代にあたります。形を見ると現在キャノンが発売しているデジタルカメラの操作系が26年前のこのときにすでに確立していたこ…

その4.ツイングの 突き抜け感

ポケットやカバンに簡単に入り、いつでも持ち出せるカメラを探していた時に買ったのが富士写真フィルムのTW-3、通称ツイングです。 この当時のコンパクトカメラは、79年にジャスピンコニカが初めてオートフォーカスを搭載し自動化では一眼レフの先をいってい…

その3.FGの カッコ良さ

露出を定点合わせするフルマニュアルのキャノンFTbの次に手にしたのが、絞り優先AE機EMを元にニコンが初のプログラムモードを搭載したFGです。1/1000までのシャッターダイヤルでマニュアル露出も可能なため、FTbから乗り換えてもダイヤル…

その2.FTbの 重さ

2台目のカメラとなったのはキャノンの一眼レフFTbです。79年に父親から譲り受けたモノ。露出はファインダーの中で画面横の〇の枠に針が入るように追伸式メータを合わせるマニュアル操作で自動ではありません。 カメラを構えたのち、ファインダーを覗きなが…

その1.インスタマチックの シャッター

初めて手にしたカメラ、それがコダックのポケットインスタマチック200です。1974年ブラジル製。フィルムは当時ポケットフィルムと呼ばれたカートリッジ型でこのフォーマットもコダックが製品化したものでした。 アルミでカバーされたボディのひんやり…